初めて書くJavaプログラム ファイルはzipフォルダに納められています。 解凍ソフト(Aladdin
Expander等)を使って解凍して下さい。
CUI Javaプログラムはクラスの作成 Javaでは1つのプログラムは1つのプログラムで構成され、其の形式は以下の様に書きます。
クラス名は、ファイル名と同じでなければなりません。 プログラムの始まり クラスの中には「此処からプログラムが始まるよ」と言う印が必要です。
以下の様に書きます。
public class クラス名{
public static void main(String[] args){
}
} | MS-DOS画面に文字を表示(println) MS-DOSの画面に文字を表示したい時には、以下の様に書きます。
System.out.println("表示したい文字\n"); |
GUI ウィンドウ画面に文字を表示(drawString) ウィンドウ画面に文字を表示したい場合は、paintメソッドの中に以下の様に書きます。
public void paint(Graphics g){
g.drawString("表示したい文字", x座標値, y座標値);
} |
例: |
g.drawString私のハンドル・ネームは溝ノ口です,
20, 60); | 座標値の設定 ウィンドウ画面に2行にして表示させたい時には「drawString」を2つ書きます。
ウィンドウ画面では、必ず座標を指定します。
2つの命令には、それぞれ異なった座標を指定しなければ文字が重なって終います。
例: |
g.drawString(私のハンドル・ネームは溝ノ口です,
20, 60); |
g.drawString(年齢は22歳です, 20, 80); | まとめ
コンストラクタ |
プログラムを初期化する為のメソッド
ウィンドウ画面の初期サイズを設定します。
タイトルバーに有る×ボタンが押されたら、プログラムを終了する様にします。 |
paint |
画面に表示する内容を規定する為のメソッド 画面に表示する内容を示す命令を書きます。 |
main |
プログラムの始まり 此処からプログラムが始まります(「CUI」プログラムと同様)。 此処には、作成した画面を表示させる命令を書きます。 |
アプレット HTMLについて HTMLとは「Hyper Text Markup Lnguage」の頭文字を取った物です。
HTMLは、文書の表現方法を規定した物で、主にインターネット上で使われています。
テキストで有りながら、色を付けたり、文字の大きさを変えたり表を作ったりする事が出来ます。
HTMLは、タグと呼ばれる命令を使って記述する言語です。
色の付いた文字や画像を表示する為に、此のタグを解釈して其の決まりの通りに表示させるインタプリタの役目をするプログラムが必要です。
インターネットでは、ブラウザが其の役目をしています。
HTMLは、以下の様な形式で書きます。 <HTML>
<HEAD>
<TITLE>アプレット</TITLE>
</HEAD>
<BODY>
此の部分に画面に表示する内容を記述
</BODY>
</HTML> |
「<HTML>」や「<HEAD>」等、「<>」で囲まれた文字がタグです。
「<HTML>・・・・・・</HTML>」の様に、最後に「/」付きのタグを付けて「此処から・・・此処迄」と言う範囲を表します。
以下の表は、アプレットを動かす為に知って措いた方が良いタグの一覧です。 基本的なHTMLタグ表
タグの種類 |
タグ |
意味 |
基本構造 |
<HTML> <HEAD>・・・</HEAD> <BODY>・・・</BODY> </HTML> |
此の文書がHTMLで書かれている事を示す |
タイトル |
<TITLE>・・・</TITLE> |
ブラウザのタイトルバーに表示する文字を指定 此のタグは、必ず<HEAD></HEAD>の間に書く |
水平線 |
<HR> |
水平線を引く |
改行 |
<BR> |
改行 |
見出し |
<H1>・・・</H1> <H2>・・・</H2> <H3>・・・</H3> <H4>・・・</H4> <H5>・・・</H5> <H6>・・・</H6> |
見出しを指定
<H1></H1>で挟んだ文字が一番大きく表示 |
アプレット |
<APPLET code = "クラス名" width="幅"
height="高さ"></APPLET> |
アプレットの呼び出し
幅、高さにはアプレットのサイズを示す数値を記述 | アプレットの形式 アプレットはHTMLから呼び出されるので、「此処から始まる」事を表す「main()」は不要です。
画面サイズはHTMLで決定し、又×ボタンを持っているのはブラウザで、アプレットには有りません。
其の為、コンストラクタも不要です。
「paint()」メソッドだけが残ります。 プログラム変更例 @先頭に「import java.applet.*;」を追加し、其の2つ下の「import
java.awt.event*;」を削除します。
import java.applet.*;
import java.awt.*;
import java.awt.event*; | A「コンストラクタ」、「main()」を全て削除します。 クラス名を「HelloGui」から[HelloApplet」に変え、其の後の「Frame」を「Applet」に変更します。
public class HelloApplet extends Applet{ | 直線の描画
ウィンドウ画面やアプレットに直線を描くには「paint()」メソッドの中に次の様に書きます。
public void paint(Graphics g){
g.drawLine(始点のx座標, 始点のy座標, 終点のx座標, 終点のy座標);
} |
例: |
g.drawLine(0, 0, 300, 100); | 楕円の描画 ウィンドウ画面やアプレットに楕円を描くには「paint()」メソッドの中に次の様に書きます。
public void paint(Graphics g){
g.drawOval(左上のx座標, 左上のy座標, 幅, 高さ);
} |
例: |
g.drawOval(50, 10, 80, 60); | 楕円の内側を塗り潰したい場合は「drawOval」の代わりに「fillOval」と書きます。
例: |
g.fillOval(50, 10, 80, 60); | メソッドの所属クラス
ウィンドウ画面やアプレットに文字を表示 |
g.drawString |
直線を書く |
g.drawLine |
楕円を書く |
g.drawOval |
MS-DOSの黒い画面に文字を表示 |
System.out.println | 戻る |