テキストエリア

ファイルはzipフォルダに納められています。
解凍ソフト(Aladdin Expander等)を使って解凍して下さい。

テキストエリアの作成

テキストエリアは、複数行の文字列をキーボードから入力出来るGUI部品です。
テキストエリアは、JTextAreaクラスをインスタンス化して作成します。
コンストラクタの引数には、エリアの行数と列数を指定します。

new JTextArea(行数, 列数)

キーボードから入力された文字列は、其の侭テキストエリアに表示されますが、Enterキーが押された時は、改行コードとして「\n」が付加されます。

スクロールペインに載せる

入力された文字がテキストエリアに入り切らなかった時の為に、スクロール機能を付けます。
しかし、スクロール機能はテキストエリアには有りません。
其処でテキストエリアを、パネルに載せる代わりにスクロール機能を持ったスクロールペインに載せます。

JScrollPane scrollPane = new JScrollPane(textArea);

スクロールペインは、パネルと同様にコンテナに配置します。

c.add(scrollPane, BorderLayout.CENTER);

長い行の繰り返し

此の侭では、テキストエリアに入力された文字列が、Enterキーが押されて改行が指定されない限り右に入力され続け、表示状態をスクロールして見る事になります。
其処で、テキストエリアの幅を超えて文字列が入力された時に、折り返して表示する指定が出来ます。

textArea.setLineWrap(true); //折り返す

文字列の設定と取得

テキストエリアから、文字列を指定したり取得したりするには、主に下の表のメソッドを使います。

機能 メソッド
文字列の取得 public String getText()
文字列の設定 public void setText(String s)
文字列の追加 public void append(String s)

テキストエリアのクリア

クリアするには、テキストエリアに文字列を設定するメソッド「setText」を使います。
空の文字列「("")」をテキストに設定するとクリア出来ます。

ボタンクラスの作成

ボタンが2つになるので、それぞれクラスを作って処理をさせる事にします。
各クラスでは、コンストラクタでイベントを登録し、「ActionListener」をimplementsします。
パネルのコンストラクタに、ボタンをインスタンス化して載せる処理を書いておきます。

ソース ダウンロード
TextAreaGui.java TextAreaGui.zip
TextAreaGui2.java

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