通信をするには?

IPアドレスとポート番号

TCP/IPでは、IPアドレスでコンピュータを識別します。
しかし其れだけでは、1台のコンピュータで1つの接続しか出来ないので、ポートと言う考え方が導入されています。
ポートは、論理的な入口に付けられた「1〜65535番」迄の番号で、実際に此だけの数のハードウェアが装備されている訳ではありません。
ソフトスイッチの様な物で、TCP/IPプロトコルでは、IPアドレスとポート番号の組を指定して通信を行います。
IPアドレスとは、ネットワーク上のマシンのアドレスを表す「0〜255」迄の4つの数値の組です。

192.168.1.12

等の様に表します。
上記のアドレスは、ローカルアドレスと言う特別なアドレスで、インターネットに直接接続されていない、ローカルネットワーク内のアドレスの事です。

ソケット

TCP/IPプロトコルに沿って通信するプログラムを書く為には、TCP/IPの規約の詳細を知らなければなりません。
此等の規則を含んだアプリケーションプログラムの事をソケットと言います。
ソケットを使う事で、詳細を気にする事なくファイルの入出力と同じ感覚でプログラムを書けます。
つまりソケットを使って、2台のコンピュータの間にストリームを確立するのです。
Javaでは、ソケットとしてSocketクラスとServerSocketクラスが用意されています。
クライアント側のSocketクラスからの接続要求をサーバ側のServerSocketクラスが常に監視し、両者が接続した時、其処にストリームを確立して、データの送受信をします。

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