| 数 |
10進数(decimal numeral) |
10を基数にした整数値の表現方法 |
| 16進数(hex numeral) |
16を基数にした整数値の表現方法 |
| 8進数(octal numeral) |
8を基数にした整数値の表現方法 |
| b |
boolean |
プリミティブ型の1種
真と偽の2値を表す為の型 |
| byte |
プリミティブ型の1種
8ビット符号付き整数を表す為の型 |
| c |
char |
プリミティブ型の1種
16ビットビット符号なし整数を表す為の型 |
| d |
double |
プリミティブ型の1種
倍精度浮動小数点数値を表す為の型 |
| double数値集合(double value set) |
FP-strict式中でdouble型が取り得る値の集合の事 |
| f |
final変数(final variable) |
final修飾子が指定された変数の事
こういった変数はプログラム中で代入不能 |
| float |
プリミティブ型の1種
単精度浮動小数点数値を表す為の型 |
| float数値集合(float value set) |
FP-strict式中でfloat型が取り得る値の集合の事 |
| FP-strict |
浮動小数点演算によって機種依存した結果が生成されない様、其の取りうる範囲を厳密に規定する事
strictfp修飾子を指定 |
| FP-strict式(FP-strict expression) |
FP-strictな式の事 |
| i |
IEEE 754規格(IEEE 754) |
浮動小数点数に関する表現と演算を規定したIEEEの規格 |
| int |
プリミティブ型の1種
32ビット符号付き整数を表すための型 |
| iを直接囲んでいるSに関するインスタンス(immediately
enclosing instance of i with
respect to S) |
あるインスタンスiのクラスから見たスーパークラスSが内部クラスになっている場合、Sを囲んでいるクラスのインスタンスを此の様に表現 |
| j |
Java仮想マシン(Java Virtual Machine) |
Javaバイトコードを実行する処理系の事 |
| JLS/2e(Java Language Specification/2nd edition) |
Java言語仕様第2版の事(日本語訳はピアソン・エデュケーションより刊行、ISBN:4-89471-306-3
\5500) |
| l |
long |
プリミティブ型の1種
64ビット符号付き整数を表す為の型 |
| n |
NaN |
浮動小数点数値が表す値の1つ(Not-a-Number)
0を0で割った際等に発生するので、NaNには符号が存在しない点に注意 |
| null |
nullリテラルが表す値の事 |
| null型(null type) |
nullリテラルが表す値の型 |
| null参照(null reference) |
nullへの参照の事 |
| nullリテラル(null literal) |
ソースコード中で定数としてのnull値を表す物 |
| s |
short |
プリミティブ型の1種
16ビット符号付き整数を表す為の型 |
| staticメソッド(static method) |
クラス・メソッドとも呼ばれ、呼び出し時に特定のオブジェクトを必要としない物 |
| u |
Unicode |
Unicode Consortiumが決定した文字コードの名称 |
| ア |
曖昧な(ambiguous) |
言及対象が複数に及び、特定不能な状態の事 |
| アクセス(access) |
型・フィールド・メソッド・配列等をプログラム中で取り扱う事 |
| アクセス可能(accessible) |
アクセス出来る事 |
| アクセス可能性(accessibility) |
アクセスが出来るかどうか |
| アクセス制御(access control) |
アクセス可能性をソースコード中の記述によって指定する事 |
| 浅いコピー(shallow copy) |
オブジェクトの複製を行う際、該当オブジェクトが保持している参照其の物の複製は行わず、元の参照を共有するようなコピー形態を指す |
| アンダーフロー(underflow) |
浮動小数点演算の結果が浮動小数点数値精度の取り得る値よりも小さな値となる事 |
| アンロード(unload) |
ロードされたクラスを解放する事。 |
| アンロック(unlock) |
オブジェクトのロックを外す事
スレッドが作業メモリ上の変数に対して行う、又メイン・メモリが変数に対して行う動作の1つ |
| 1意なパッケージ名(unique package name) |
公開するパッケージ名が他の物と衝突しない様に定められたパッケージ名の事 |
| 1次式(primary expression) |
最も単純な形態の式 |
| インクリメント演算子(increment operator) |
++演算子の事
前置と後置が在る |
| インスタンス(instance) |
全てのオブジェクトは特定のクラスに属しており、其のクラス・及び其のクラスの全てのスーパークラスから見た場合、該当オブジェクトはインスタンスと呼ばれる |
| インスタンス化(instantiation) |
クラスのインスタンスを生成する事 |
| インスタンス初期化子(instance initializer) |
クラスのインスタンスを生成する際に実行する初期化内容を指定する物 |
| インスタンス生成(instance creation) |
クラスのインスタンスを生成する事 |
| インスタンス変数(instance variable) |
クラスのインスタンス中に動的に生成される変数の事 |
| インスタンス・メソッド(instance method) |
クラスのインスタンスに対して起動されるメソッドの事 |
| インターン(intern) |
文字列をシンボル・テーブルに取り込み1元化する事 |
| インタフェース型(interface type) |
実装を保持しない参照型の1種で、在るクラスの宣言時にインタフェースの実装を宣言する事により、該当クラスのオブジェクトが其のインタフェースのオブジェクトとして扱える様になる |
| インデックス(index) |
配列の添え字の事 |
| インデックス式(index expression) |
配列参照時における[ ]の中の式の事 |
| 隠蔽(hiding) |
クラス中にメンバを宣言する事によって、スーパークラス中に在る同名のメンバの宣言が単純名でアクセス出来なくなる事(似て非なるものとしてオブスキュア・シャドーイングが在る) |
| 隠蔽する(hide) |
スーパークラスで宣言されたメンバと同じ名前のメンバをサブクラスで宣言する事 |
| インポート宣言(import declaration) |
ソースコード記述時に単純名によって名前付きの型を参照出来る様にする宣言の事 |
| インライン化(inline) |
メソッド起動をメソッド本体と置き換える事 |
| エスケープ・シーケンス(escape sequence) |
文字や文字列中に特殊な記号を入力する為の方法 |
| エラー(error) |
間違いの事 |
| 演算子(operator) |
各種演算を指示するトークンの事 |
| オーバーフロー(overflow) |
数値演算の結果、結果型の精度に値が収まり切れず桁溢れが生ずる事 |
| オーバーライド(override) |
スーパークラスで宣言された非abstractメソッドと同じシグネチャとなるメソッドをサブクラスで宣言する事(abstractメソッドの場合は実装と表現し、フィールドの場合は隠蔽と表現) |
| オーバーロード(overload) |
メソッドにおけるパラメータの数、それぞれの型を変える事により、同じメソッド名となるメソッドを複数宣言する事 |
| オブジェクト(object) |
クラスのインスタンス、又は配列の事 |
| オブジェクト参照(object reference) |
オブジェクトに対する参照の事 |
| オブジェクト指向(object oriented) |
与えられた問題をオブジェクト同士のやり取りに基づいて分析・設計・実装するパラダイムの事 |
| オブスキュア(obscure) |
同じ単純名となる変数・型・パッケージは、変数・型・パッケージの順に解釈されて行く
此の為に単純名によってアクセス出来なくなった型・パッケージはオブスキュアなものとなっていると表現(隠蔽・シャドーイングも併せて参照の事) |
| オペランド(operand) |
演算子に渡される計算対象の事 |
| オンデマンドの型インポート宣言(type-import-on-demand
declaration) |
名前付きの型やパッケージの正準名を指定する事により、其のコンパイル単位中で必要に応じて型のインポートを行い、単純名で型を使用できる様にする宣言の事 |
| カ |
解決(resolution) |
仮想マシンがクラスをリンクする際に行う作業の1つでバイトコードが参照しているシンボルの解決を行う事 |
| 書き込み(write) |
メイン・メモリが変数に対して行う動作の1つ |
| 確実な代入(definite assignment) |
変数はその使用に先だって確実に代入されていなければならない事を指す |
| 確実な未代入(definite unassignment) |
ブランクfinalと宣言した変数は、初期値の設定に先だって確実に未代入でなければならない事を指す |
| 確実に代入状態に(definitely assigned) |
変数が、其の使用に先だって確実に代入状態になっている事を表す表現 |
| 確実に未代入状態に(definitely unassigned) |
ブランクfinalと宣言した変数が、初期値の設定に先だって確実に未代入状態になっている事を表す表現 |
| 隠す(shadow) |
同じ名前を別途宣言する事により、在る宣言をそのスコープ内から単純名でアクセス出来ない様にする(シャドーイングを行う)事 |
| 加減演算子(additive operator) |
+及び-演算子の事 |
| 囲んでいる(enclosing) |
字句的に見て対象物を内包しているという事 |
| 囲んでいるクラス(enclosing class) |
在る宣言(通常はクラス)を字句的に見て囲んでいるクラスの事 |
| 囲んでいるブロック(enclosing block) |
在る宣言を見た場合、字句的にその宣言を囲んでいる最も内側のブロックの事 |
| 可視(visible) |
在る宣言が他の宣言で隠されていない事 |
| 仮想マシン(virtual machine) |
Javaのバイトコードを実行する仮想計算機の事 |
| 型(type) |
型とはプログラミング言語Javaが取り扱うデータの種類を類型化した物
型はプリミティブ型と参照型に大別出来、プリミティブ型には整数型(byte・short・int・long)・浮動小数点数型(float・double)・真偽値型(boolean)・Unicode形式の文字型(char)が用意されており、参照型にはクラス型・インタフェース型・配列型が用意 |
| 括弧(parenthesis) |
( )の事 |
| 仮パラメータ(formal parameter) |
メソッドの呼び出し時・呼び出し側から引き渡される値を格納する場所 |
| カレント・オブジェクト(current object) |
インスタンス・メソッドが起動されたオブジェクトの事 |
| 関係演算子(relational operator) |
2つのオブジェクトの間の関係を判定する演算子の事 |
| 完全限定名(fully qualified name) |
パッケージ・型・クラスを完全表記した名前の事
正準名とは異なり、複数の表現が出来得る場合が在る |
| 観測可能(observable) |
対象物の取り扱い許可が、ホスト・システムによって許されている事 |
| ガーベッジ・コレクタ(garbage collector) |
使い終わったメモリ領域を回収する為の仕掛けの事 |
| キーワード(keyword) |
言語として予約されているトークンの事 |
| 起動(invoke) |
メソッドを呼び出す事 |
| 起動元(invoker) |
メソッドの呼び出し側の事 |
| キャスト(cast) |
指定した型へと明示的に変換する事
変換に当たって様々な制約が存在する為、詳細はJLS/2e
§15.16を参照の事 |
| キャスト演算子(cast operator) |
キャスト変換を行う為の演算子の事 |
| キャスト変換(casting conversion) |
キャストに対して適用される変換の事 |
| キャッチ(catch) |
スローされた例外を受け止める事 |
| 禁止されている変換(forbidden conversion) |
文法上許されていない変換の事 |
| 近似値への丸め(round to nearest) |
浮動小数点数値演算の結果を直近の表現可能な値へと丸める場合、同じ誤差となる数値が2つ在る場合、最下位ビットが0となる方の値が採用される事 |
| 行末記号(line terminators) |
CR・LF・CR+LFの事 |
| 空白(white space) |
スペース・タブ・フォーム・フィード文字の総称。 |
| 空文(empty statement) |
何も行わない文の事
(;) |
| 区切り子(punctuator) |
セパレータの事( ( ) { } [ ] ; , . ) |
| クラス型(class type) |
オブジェクトの取り得る状態、及び挙動を類型化して定義した物
クラスの宣言中にはメンバ・コンストラクタ・インスタンス初期化子・静的初期化子を保持させられる |
| クラス変数(class variable) |
クラス毎に1つだけ用意される変数の事
static修飾子を指定して宣言 |
| クラス・メソッド(class method) |
特定オブジェクトへの参照無しに起動出来るメソッドの事 |
| クラス・メンバ(class member) |
クラスのメンバの事(フィールド・メソッド・メンバクラス・メンバインタフェースが在る) |
| クラス・リテラル(class literal) |
ソースコード中における定数値(クラス)を表す物 |
| クラス・ローダ(class loader) |
実行時にクラスのロードを行う為の仕掛け(実はオブジェクト)の事 |
| クローン(clone) |
オブジェクトの複製を作成する事 |
| 継承(inheritance) |
スーパークラス(又はスーパーインタフェース)のアクセス可能なメンバがサブクラス(又はサブインタフェース)で使用出来る様になる事 |
| 継承する(extend) |
クラス(又はインタフェース)を宣言する際、在るクラス(又はインタフェース)を基にし、拡張する様宣言する事 |
| 継続ターゲット(continue target) |
continue文を実行した際における制御の移行先の事 |
| 契約(contract) |
メソッドの呼び出し側と実装側に存在する権利と責任を定義した物
契約と言う考え方を積極的に実装した言語としてEiffelが有名 |
| 結果型(result type) |
メソッドが返す結果の型の事 |
| 決定性(determinism) |
同じ入力を与えれば、何度実行しても結果は変わらない事 |
| 検証(verfication) |
仮想マシンがクラスをリンクする際に行う作業の1つで、クラスファイルが正当な物かどうかを実際に調べる事 |
| 限定的でない(unqualified) |
限定する為の指定がされていない事 |
| 限定的な(qualified) |
事物の限定を行う為、ピリオドによって修飾された物の事 |
| 限定的なthis(qualified this) |
ピリオドによる修飾を伴ったthisの事 |
| 限定名(qualified name) |
ピリオドによって修飾された名前の事(←→単純名) |
| 構成要素(component) |
配列中の個々の要素の事 |
| 後置(postfix) |
後に付加される物 |
| 恒等変換(identity conversion) |
同じ型へと変換する事(文法を簡略化する為の仕掛け) |
| 構文文法(syntactic grammar) |
字句文法からの出力(トークン)を入力とする文法の事 |
| コマンド・ライン(command line) |
Java仮想マシン起動時に、ホスト・システムから入力する指示行の事 |
| コメント(comment) |
プログラム中に記述する注釈の事
/* */形式と // 形式の2種類が在る |
| コンストラクタ(constructor) |
インスタンス生成時に自動的に実行される処理を記述した物(コンストラクタはメソッドではない点に注意) |
| コンテキスト(context) |
文脈の事 |
| コンパイル時のエラー(compile-time error) |
コンパイル時に行われる各種のチェックが、何らかの理由によってエラーとなる事 |
| コンパイル時の型(compile-time type) |
コンパイル時に決定出来る式の型の事
参照型の場合、各変数には其のサブクラスのインスタンスも格納する事が出来る為、コンパイル時の型は実行時の型と異なる場合が在る |
| コンパイル時のチェック(compile-time check) |
コンパイル時に行われる各種のチェックの事 |
| コンパイル単位(compilation unit) |
コンパイルを行う最小単位の事 |
| 互換性(compatibility) |
互いに取り替えが利く事 |
| サ |
最大限に限定的なメソッド(maximally specific
method) |
在るメソッドよりも限定的に適用可能且つアクセス可能なメソッドが無い場合、該当メソッドを最大限に限定的なメソッドと呼ぶ |
| 作業コピー(working copy) |
各スレッドが変数に対する操作を行う際に作業メモリ中に確保する変数の複製の事 |
| 作業メモリ(working memory) |
各スレッドが保持している作業用のメモリ領域の事 |
| サブインタフェース(subinterface) |
在るインタフェースを継承して宣言されたインタフェースは、元のインタフェースから見てサブインタフェースだと表現 |
| サブクラス(subclass) |
在るクラスを継承して宣言されたクラスは、元のクラスから見てサブクラスだと表現 |
| サブパッケージ(subpackage) |
在るパッケージのメンバとなるパッケージの事 |
| 参照(reference) |
何らかのものを間接的手段を用いて取得する事(シンボル参照→実体を取得する為のシンボルによる参照の事、参照型→ポインタを用いて実体を参照する型の事) |
| 参照型(reference type) |
型の1種
ポインタを用いて実体を参照する型の事 |
| 算術演算子(arithmetic operator) |
各種の数値計算に使われる演算子の事 |
| 漸次アンダーフロー(gradual underflow) |
浮動小数点演算を繰り返して行く事によって、結果の数値が徐々に桁落ちして行く事 |
| 式(expression) |
プログラム中で評価が行われる物の事
代入・インクリメント・デクリメント等の各種演算子、メソッド起動が含まれている |
| 式文(expression statement) |
文として使用出来る式の事 |
| 識別子(identifier) |
プログラム中のパッケージ名・クラス名・フィールド名・メソッド名等を識別する為にプログラマが設定する名前の事 |
| シグネチャ(signature) |
メソッドの名前・其のパラメータの数・及び各パラメータの型の事
戻り型は含まれない事に注意 |
| 指数拡張double数値集合(extended-exponent
double value set) |
非FP-strict式中で実装に対してfloat型が取り得る事の許されている値の集合 |
| 指数拡張float数値集合(extended-exponent
float value set) |
非FP-strict式中で実装に対してdouble型が取り得る事の許されている値の集合 |
| 指数部(exponent part) |
浮動小数点数値表現における指数を表現する部分の事 |
| シフト演算子(shift operator) |
<<・>>・>>>演算子の事 |
| シフトの大きさ(shift distance) |
シフト演算時に指定するシフトの大きさの事 |
| シャドーイング(shadowing) |
同じ名前を別途宣言する事により、在る宣言を其のスコープ内から単純名でアクセス不能にする(隠す)事(オブスキュア・隠蔽も参照の事) |
| 修飾子(modifier) |
様々な宣言を修飾する為に用意されたキーワードの事 |
| 終了(exit) |
仮想マシンの処理が完了する事 |
| 初期化(initialization) |
変数の初期値を与える事 |
| 初期化子(initializer) |
変数に初期値を与える物 |
| 初期値(initial value) |
最初から入っている値の事 |
| 使用(use) |
スレッドが作業メモリ上の変数に対して行う動作の1つ |
| 真偽値型(boolean type) |
プリミティブ型の1種
booleanの事 |
| 真偽リテラル(boolean literal) |
ソースコード中における定数値(真偽)を表す物(true・false) |
| シンボル参照(symbolic reference) |
Java仮想マシンがパッケージ・型・変数・メソッド等を解決する際に使用するインターンされた名前の事(Javaでは他言語の様にメモリー中の番地を用いて物事を非表現) |
| 字句構造(lexical structure) |
字句文法における構造の事 |
| 字句上のリテラル(lexical literal) |
字句文法中でトークンとして扱われるリテラルの事 |
| 字句的に見て囲んでいるインスタンス(lexically
enclosing instance) |
字句文法レベルで見た、対象を囲んでいるクラスのインスタンスを指す |
| 字句的に見て囲んでいるクラス(lexically enclosing
class) |
字句文法レベルで見て、対象を囲んでいるクラスを指す |
| 字句文法(lexical grammar) |
プログラミング言語Javaを支える文法の1つ(字句文法と構文文法が在る)
字句文法はUnicode形式による文字で記述されたソースコードをトークンと呼ばれるまとまった単位へと変換する為の文法 |
| 実行(execution) |
プログラムの処理を実際に行う事 |
| 実行時のインタフェース(run-time interface) |
オブジェクトの実行時におけるインタフェース型の事 |
| 実行時の型(run-time type) |
オブジェクトの実行時における型の事(スーパークラスへの代入・実装したインタフェースへの代入が発生する可能性を考慮すると、こう言った型はコンパイル時に確定不能) |
| 実行時のクラス(run-time class) |
オブジェクトの実行時におけるクラス型の事(スーパークラスへの代入が発生する可能性を考慮すると、こう言ったクラスはコンパイル時に確定不能) |
| 実行時のチェック(run-time check) |
実行時に行われるチェックの事 |
| 実行順序(execution order) |
実行を行う順番の事 |
| 実行時例外(run-time exception) |
実行時に発生する例外の事 |
| 実行フレーム(activation frame) |
ローカル変数・スタック領域・ターゲット参照・引数値等が含まれ、メソッド起動毎に確保される領域の事 |
| 実行様式(mode of execution) |
文を実行する上でのやり方の事 |
| 実装(implement) |
実際の振る舞いを具体的に規定する事 |
| 実引数(actual argument) |
メソッド・コンストラクタに引き渡される引数の事 |
| 自動インポート(automatic import) |
インポート宣言を行わなくともインポートされるパッケージの事(具体的にはjava.langパッケージの事) |
| 自動記憶域管理(automatic storage management) |
システムによって自動的に行われる(ガーベッジ・コレクタを用いた)メモリー解放の事 |
| 順序(order) |
一定基準による並びの事 |
| 準備(preparation) |
仮想マシンがクラスをリンクする際に行う作業の1つでクラスを使用可能にする為の準備作業の事 |
| 条件And演算子(conditional-and operator) |
And条件による判定を行う為の&&演算子の事 |
| 条件Or演算子(conditional-or operator) |
Or条件による判定を行う為の||演算子の事 |
| 条件演算子(conditional operator) |
条件チェックを行う為の演算子の事 |
| 乗除演算子(multiplicative operator) |
*・/・%演算子の事 |
| スーパーインタフェース(superinterface) |
インタフェースを宣言する際に元とする基底インタフェースの事 |
| スーパークラス(superclass) |
クラスを宣言する際の元とする基底クラスの事 |
| 数値型(numeric type) |
数値を表す型を指す(byte・short・int・long・float・double) |
| 数値集合(value set) |
取り得る浮動小数点数値を保持した集合の事 |
| 数値集合変換(value set conversion) |
浮動小数点数値の型を変更する事なく、在る数値集合から他方の数値集合へとマッピングする事 |
| 数値の格上げ(numeric promotion) |
数値の演算が可能な様に、一方の数値型を他方の数値型に合わせる為に適用される変換の事 |
| スコープ(scope) |
在る宣言が其の単純名で参照出来るプログラム中の範囲の事 |
| スコープ中に(in scope) |
宣言によって導入された実体が、其の単純名によって参照出来る領域中に在る事 |
| ストア(store) |
スレッドが作業メモリ上の変数に対して行う動作の1つ |
| ストアの予測(prescient store actions) |
スレッドとメインメモリの動作における実行順序の緩和条件の1つ |
| スレッド(thread) |
単一プロセス内で複数の処理が並列実行される場合における、個々の処理単位の事 |
| スロー(throw) |
例外を発生させる事 |
| 正確でない(inexact) |
浮動小数点数値演算で結果が表現可能な値へと丸められた状態の事 |
| 正確な(precise) |
誤差が無い事 |
| 正規化(normalized) |
浮動小数点数値によっては、同じ値を複数の表現によって記述可能
正規化とは特定の制約に則ってこう言った数値を規定された表現形式にする事 |
| 制御の移行(transfer control) |
制御が移行する事 |
| 制御フロー(control flow) |
制御の流れの事 |
| 正準名(canonical name) |
パッケージ・型・クラスを完全表記した名前の事
完全限定名とは異なる場合が在る |
| 正常終了(normal completion) |
文の実行や式の評価が途中終了せずに終了する事 |
| 整数型(integral type) |
プリミティブ型の1種
byte・short・int・longが在る |
| 整数値(integral value) |
整数型の値の事 |
| 整数リテラル(integer literal) |
ソースコード中における定数値(整数)を表す物 |
| 静的コンテキスト(static context) |
staticメソッド・静的初期化子・static変数の変数初期化子・明示的なコンストラクタ起動文は静的コンテキストとして扱われる |
| 静的初期化子(static initializer) |
クラスのロード時に実行される、初期化のためのブロックを定義した物 |
| 精度の低下(loss of precision) |
ナローイング変換や各種の演算によって数値の表現精度が低下する事 |
| 正のゼロ(positive zero) |
浮動小数点数値が取り得る値の1つ
ゼロには符号が存在 |
| 正の無限大(positive infinity) |
浮動小数点数値が取り得る値の1つ
無限大には符号が存在 |
| セパレータ(separator) |
区切り子の事( ( ) { } [ ] ; , . ) |
| セマンティックス(semantics) |
意味の事 |
| 宣言(declaration) |
パッケージ・クラス・フィールド・メソッドを導入する事 |
| 宣言子(declarator) |
宣言中で、宣言する対象を記述した物 |
| ゼロへの丸め(round towards zero) |
浮動小数点数値演算の結果を、其の値に最も近く、且つ其の絶対値を越えない値へと丸める |
| 前置(prefix) |
前に付加される物 |
| タ |
ターゲット・オブジェクト(target object) |
処理対象となるオブジェクトの事 |
| ターゲット参照(target reference) |
処理対象となる参照の事 |
| 待機集合(wait set) |
wait・notify・notifyAllで使用され、スレッド間の効率的な連携の為に用いられる |
| 多義的(polymorphic) |
オブジェクト指向におけるメリットの1つであり、同じシグネチャのメソッドでもオブジェクト毎(クラス単位)に其の振る舞いが変わる事 |
| 多重継承(multiple inheritance) |
複数の宣言から直接継承する事(Javaではインタフェースにのみ許されている) |
| 単一継承(single inheritance) |
単一の宣言からのみ直接継承が出来る事(Javaのクラスは単一継承のみ許されている) |
| 単一の型インポート宣言(single-type-import
declaration) |
型の正準名を指定する事により、其のコンパイル単位中で該当の型を単純名で使用可能にする宣言の事 |
| 単項演算子(unary operator) |
演算子の一方の辺にのみオペランドを記述する物 |
| 単純名(simple name) |
単一の識別子からなる名前の事(←→限定名) |
| 代替コンストラクタ(alternate constructor) |
コンストラクタの先頭でthisを用いて行うコンストラクタ起動の事 |
| 代入(assignment) |
変数に対する値の設定の事 |
| 代入演算子(assignment operator) |
代入(変数に値を設定する事)を行う為の=演算子および複合代入演算子を含む |
| 代入可能(assignable) |
代入する値と変数の型に互換性が有る事 |
| 代入互換性(assignment compatibility) |
代入する値と変数の型間の互換性の事 |
| 代入変換(assignment conversion) |
代入時に適用される変換の事 |
| チェックされない例外(unchecked exception) |
スローされる可能性の有無がコンパイル時にチェックされない例外の事
java.lang.RuntimeException及び其のサブクラスとJava.lang.Error及び其のサブクラスが在る |
| チェック例外(checked exception) |
コンパイル時に其の発生がチェックされる例外の事
こう言った例外が発生する場合、メソッド・コンストラクタ内では該当例外をキャッチするtry文で其の場所を囲んでおくか、メソッド・コンストラクタの宣言に該当例外を記述したthrows文を指定しておかなければならない |
| 中括弧(brace) |
{ }の事 |
| 抽象クラス(abstract class) |
抽象メソッドを保持したクラスの事で、此のクラスはインスタンス化不能(抽象メソッドを保持、又は継承しているクラスは必ずabstract宣言が必要に) |
| 抽象メソッド(abstract method) |
サブクラスで実装を行う事を想定した、実装を保持していないメソッドの事
インタフェースの宣言中に記述したメソッドやクラスの宣言中に記述したabstract指定されたメソッドが此れに当たる |
| 朝鮮語(ハングゴ及びチョソノ)(Korean) |
言語学界におけるKoreanの一般的呼称(朝鮮語)
南北で言語の呼称が異なる事も有り、両言語における呼び名をカタカナで併記 |
| 直接依存(directly depend) |
2つの事物が在り、片方がもう一方に直接頼っている事 |
| 直接囲んでいるインスタンス(immediately enclosing
instance) |
内部クラスのインスタンスに対応付けられた、其れを直接囲んでいるクラスのインスタンスの事 |
| 直接継承(direct extension) |
宣言を行う際、継承したい型を直接宣言する事によって其のメンバを継承する事 |
| 直接実装(directly implement) |
クラスがimplements節を用いてインタフェースを実装する事 |
| 直接のサブクラス(direct subclass) |
在るクラスにおける直接のスーパークラスから見た場合、其のクラスは直接のサブクラスに |
| 直接のスーパーインタフェース(direct superinterface) |
インタフェースを宣言する際、extends節に記述するインタフェースの事 |
| 直接のスーパークラス(direct superclass) |
クラスを宣言する際、extends節に記述するクラスの事 |
| 直接の内部クラス(direct inner class) |
在るクラスが別のクラスに直接包含されている場合、其のクラスを直接の内部クラスと呼ぶ |
| 通知(notification) |
在るスレッドから、リソースの解放を待っている別スレッドに対して該当リソースの解放を知らせる事 |
| 強く型付けされた言語(strongly typed language) |
変数が特定の型を持ち、其の変数に代入する値を制限する様な言語の事 |
| 定義済みクラス(predefined class) |
システムとして予め定義されているクラスの事 |
| 定数(constant) |
実行中値が変わらない物の事 |
| 適用可能(applicable) |
在るメソッドを特定のメソッド起動で起動出来る事 |
| デーモン・スレッド(daemon thread) |
システム上に常駐し、何らかのサービス要求が発生した場合に其の処理を行うスレッドの事 |
| デクリメント演算子(decrement operator) |
--演算子の事 |
| デッドロック(deadlock) |
複数のスレッドやプロセスが排他制御されているリソースを要求し合う事によって、互いが身動き不能な状況に陥り、処理を進められなくなって終う事 |
| デフォルト(default) |
明示的に指定しない場合に採用される予め決められた物の事 |
| デフォルト値(default value) |
指定しない場合に採られる既定値の事 |
| トークン(token) |
構文文法を構成する最小単位の事 |
| 糖衣構文(syntactic sugar) |
利便上の理由から導入された在る種の構文の事 |
| 到達可能(reachable) |
オブジェクトの取り得る状態の1つ
スレッド内の演算でアクセス可能状態に在る事(ファイナライザ到達可能・到達不能も参照の事) |
| 到達不能(unreachable) |
オブジェクトが取り得る状態の1つ
到達可能でもファイナライザ到達可能でもない状態に在る事 |
| 到達不能文(unreachable statement) |
実行時に実行される事が無い文の事 |
| 等値演算子(equality operator) |
==・!=演算子の事 |
| 匿名クラス(anonymous class) |
ネストしたクラスの1種且つ内部クラスの1種
クラスのインスタンス生成を行う式にクラス本体の記述を伴っている物 |
| 途中終了(complete abruptly) |
文の実行や式の評価が各種の事象により停止する事 |
| トップレベル(top level) |
最上位の事 |
| トップレベル・インタフェース(top level interface) |
ネストしたインタフェース以外のインタフェースの事 |
| トップレベル型(top level type) |
トップレベル・クラス及びトップレベル・インタフェースの事 |
| トップレベル・クラス(top level class) |
ネストしたクラス以外のクラスの事 |
| トップレベル・パッケージ(top level package) |
完全限定名が単純名となるパッケージの事 |
| 同期(synchronization) |
マルチスレッドにおいてスレッド間の足並みを揃える事 |
| 同期化(synchronize) |
並列動作時にオブジェクトの整合性を確保する為、互いの制御移行を制限する事 |
| 動作(action) |
スレッドやメイン・メモリが行う、変数に対する操作の事(S.17.1) |
| 動的に囲まれている(dynamically enclosed) |
文や式があるtryブロックに囲まれている場合、其の文や式は該当try文のchatch節によって動的に囲まれていると表現 |
| 動的メソッド検索(dynamic method lookup) |
実行時の型に従って起動を行うメソッドを検索する事 |
| ナ |
内部クラス(inner class) |
ネストしたクラスの1種で、其の宣言が明示的、又は暗黙の中にstaticとなっていない物 |
| 名前付きクラス(named class) |
匿名クラスでないクラス(つまり名前の付いたクラス)の事 |
| 名前付きパッケージ(named package) |
無名パッケージでないパッケージの事 |
| 名前付け規約(naming convention) |
各種の実体を命名する為の推奨規則の事 |
| ナローイング変換(narrowing conversion) |
プリミティブ型の数値をより精度の低い型へと変換、又は参照型の値をサブクラスの型へと変換する事
詳細はJLS/2eを参照の事(←→ワイドニング変換) |
| 2項演算子(binary operator) |
演算子の両辺にオペランドを記述する物 |
| 入力要素(imput element) |
構文文法の入力、つまり字句文法の出力で、此等は空白・コメント・トークンから構成 |
| ネストしたインタフェース(nested interface) |
インタフェースの宣言が他のクラスやインタフェースの本体内に記述されている物 |
| ネストしたクラス(nested class) |
クラスの宣言が他のクラスやインタフェースの本体内に記述されている物 |
| ハ |
配列(array) |
配列アクセス式によって参照可能な複数の変数を保持させた物 |
| 配列アクセス(array access) |
配列に対するアクセス |
| 配列アクセス式(array access expression) |
配列に対するアクセスを行う式 |
| 配列インデックス式(array index expression) |
配列参照時の[ ]内の式の事 |
| 配列オブジェクト(array object) |
配列の実体の事 |
| 配列型(array type) |
参照型の1種 |
| 配列参照式(array reference expression) |
配列参照時の[の前の式の事 |
| 配列初期化子(array initializer) |
配列の初期化を行う物 |
| 配列生成(array creation) |
配列オブジェクトを生成する事 |
| 配列の構成要素(array component) |
配列アクセス式が参照する物 |
| バイトコード(bytecode) |
Java仮想マシンが理解するバイナリの事 |
| バイナリ互換性(binary compatibility) |
バイナリ・レベルにおける互換性の事 |
| バイナリ互換性が損なわれる(break binary
compatibility) |
バイナリ互換性が無くなる様な変更の事 |
| バイナリ表現(binary representation) |
クラス・ファイル中における格納フォーマットの事 |
| バイナリ名(binary name) |
クラス・ファイル中における各種実体の名称の事 |
| パッケージ(package) |
クラス・インタフェースを整理する為の名前空間を表した「容れ物」の事 |
| パラメータ(parameter) |
メソッドが呼び出し側から受け取る値を格納する変数の1種 |
| 比較演算子(comparison operator) |
2つの値を比較するための演算子の事 |
| 引数(argument) |
コンストラクタやメソッドに引き渡す値の事
プリミティブ型の場合は其の値、参照型の場合は其のポインタ値が渡される |
| 非正規化(denormalized) |
正規化されていない事(JLS/2eでは、特に浮動小数点数値に対して用いられている) |
| 左結合(left associative) |
左から右へとグループ化される事(a+b+cは(a+b)+cと解釈) |
| 左手側(left-hand side) |
演算子の左辺の事 |
| 評価(evaluation) |
プログラム中に在る式の値を確定する事 |
| 評価の順序(evaluation order) |
評価を行う順番の事 |
| 評価様式(mode of evaluation) |
式を評価する上でのやり方の事 |
| 標準数値集合(standard value set) |
Javaプラットフォームが標準的にサポートしておかなければならない数値集合の事(float数値集合とdouble数値集合が在る) |
| ビット毎の反転演算子(bitwise complement
operator) |
~の事 |
| ビット毎の論理演算子(bitwise logical operator) |
整数オペランドに対する&・ |・ ^演算子の事 |
| ファイナライザ(finalizer) |
オブジェクトの破棄後、ガーベッジ・コレクタが領域を回収する前に実行する後始末用のメソッドの事 |
| ファイナライザ到達可能(finalizer reachable) |
オブジェクトの取り得る状態の1つ
ファイナライズ可能なオブジェクトからアクセスされる可能性の有る状態に在る事(到達可能・到達不能も参照の事) |
| ファイナライズ(finalize) |
オブジェクトの破棄後、ガーベッジ・コレクタが領域を回収する前に実行する後始末の事 |
| ファイナライズ可能(finalizable) |
オブジェクトの取り得る状態の1つ
ファイナライズが可能な状態に在る事(未ファイナライズ・ファイナライズ済も参照の事) |
| ファイナライズ済(finalized) |
オブジェクトの取り得る状態の1つ
ファイナライズが終わった状態に在る事(未ファイナライズ・ファイナライズ可能も参照の事) |
| ファイル・システム(file system) |
ホスト・システムが提供するファイルに対するシステム・サービスの事 |
| フィールド(field) |
変数の事 |
| フィールド・アクセス(field access) |
フィールドに対するアクセスの事 |
| 複合代入演算子(compound assignment operator) |
演算と代入を同時に行う為の+=・-=・*=・/=・%=・<<=・>>=・>>>=・&=・^=・|=演算子の事 |
| 副作用(side effect) |
メソッドを実行した場合に、戻り値以外における変数等の状態が変更される事 |
| 不定定数(inconstant constant) |
コードの変更によって定数が変更となったものの、其の定数を宣言していないクラスのバイナリが置き換えられない場合に発生する互換性に関する問題の事 |
| 浮動小数点数型(floating point type) |
プリミティブ型の1種
float・doubleが在る |
| 浮動小数点数リテラル(floating point literal) |
ソースコード中で定数値(浮動小数点数値)を表す物 |
| 負のゼロ(negative zero) |
浮動小数点数値が取り得る値の1つ
ゼロには符号が存在 |
| 負の無限大(negative infinity) |
浮動小数点数値が取り得る値の1つ
無限大には符号が存在 |
| ブートストラップ・ローダ(bootstrap loader) |
仮想マシン起動時にクラスのロードを行うローダの事 |
| 部分式(subexpression) |
式の一部となる様な式の事 |
| 部分文(substatement) |
在る文に含まれた文の事 |
| ブラケット(bracket) |
[ ]の事 |
| ぶら下がりelse問題(dangling else problem) |
ネストされたif文のelse節がどのif文にかかるかと言う問題 |
| ブランクfinal(blank final) |
初期化子を伴わないfinal変数の事
代入は1回限りに制限 |
| ブレーク・ターゲット(break target) |
break文を実行した際における制御の移行先の事 |
| ブロック(block) |
{ }で囲まれた文・ローカル・クラスを宣言する文・ローカル変数を宣言する文の並びの事 |
| 文(statement) |
プログラムの実行順序を制御する為の文法を構成する要素の事
其れ自身は値を持たない |
| 分割不能(atomic) |
1連の動作が、此以上分割不能な状態として扱われるべき物な事 |
| 文式(statement expression) |
文となりうる式の事
文式に;を付加する事により式文に |
| 文法(grammar) |
言語定義を表した物 |
| 文脈自由文法(context-free grammar) |
プログラミング言語Javaの文法を記述する為に用いられている文法形態で、非終端記号と終端記号からなる生成規則によって表現された物 |
| プラットフォーム(platform) |
ホスト・システムが提供するJavaの実行を支える環境の事 |
| プリミティブ型(primitive type) |
型の1種 |
| プログラム(program) |
コンピュータに処理を行う内容を指示する物 |
| 変換(conversion) |
型を変換する事(但し恒等変換では型の変換は行われない)
変換には恒等変換・プリミティブ型のナローイング変換/ワイドニング変換・参照型のナローイング変換/ワイドニング変換・文字列変換・数値集合変換が在る |
| 変換コンテキスト(conversion context) |
変換が行われるコンテキストの事
代入変換・メソッド起動変換・キャスト変換・文字列変換・数値の格上げが在る |
| 変更(evolution) |
リリースしたクラス・インタフェースが進化して行く事 |
| 変数(variable) |
型付けされた記憶領域の事 |
| 変数初期化子(variable initializer) |
変数の初期化を行う物 |
| ベリファイヤ(verifier) |
仮想マシンがバイトコードを実行する前に(リンク時に)行う検証処理を行う機構の事 |
| ホスト・システム(host system) |
Javaプラットフォームを提供する環境の事(所謂オペレーティング・システム) |
| ポインタ(pointer) |
何か(特に参照型のオブジェクト)を指し示す物 |
| マ |
マスター・コピー(master copy) |
メイン・メモリ上の変数領域の事 |
| マルチスレッド(multithread) |
複数のスレッドを用いて並列処理を行う事 |
| 右結合(right associative) |
右から左にグループ化される事(a=b=cはa=(b=c)と解釈) |
| 右手側(right-hand side) |
演算子の右辺の事 |
| 未ファイナライズ(unfinalized) |
オブジェクトの取り得る状態の1つ
ファイナライズ処理が行われていない状態に在る事(ファイナライズ可能・ファイナライズ済も参照の事) |
| 無名パッケージ(unnamed package) |
パッケージの宣言を行っていないコンパイル単位が属するパッケージの事 |
| メイン・メモリ(main memory) |
変数が格納される・全てのスレッドから共有されるメモリ領域の事 |
| メソッド(method) |
型毎に提供され、其の型、又は型のインスタンスが処理可能な処理の事 |
| メソッド起動変換(method invocation conversion) |
メソッド起動時に引数の値に対して行われる変換の事 |
| メソッドの起動(method invocation) |
メソッドを呼び出す事 |
| メンバ(member) |
パッケージのメンバは、サブパッケージ・クラス・インタフェースで、クラスやインタフェースのメンバはフィールド・メソッド・メンバクラス・メンバインタフェース |
| メンバ・インタフェース(member interface) |
ネストしたインタフェースの1種で、インタフェースの宣言が他のクラスやインタフェースに直接囲まれた物 |
| メンバ型(member type) |
メンバクラス及びメンバインタフェースの事 |
| メンバ・クラス(member class) |
ネストしたクラスの1種で、内部クラスの1種
クラスの宣言が他のクラスやインタフェースに直接囲まれた物 |
| 文字型(character type) |
プリミティブ型の1種
charの事 |
| 文字リテラル(character literal) |
ソースコード中で定数値(文字)を表す物 |
| 文字列(string) |
文字が連なった物
String型(Javaの場合文字の配列と文字列は異なった物として扱われる) |
| 文字列変換(string conversion) |
在るオブジェクトを文字列表現に変換する際に適用される変換の事 |
| 文字列リテラル(string literal) |
ソースコード中で定数値(文字列)を表す物 |
| 文字列連結演算子(string concatenation operator) |
オペランドの一方が文字列(String)型な場合の+演算子の事 |
| 最も限定的なメソッド(most specific method) |
最大限に限定的なメソッドが1つしかない状態のメソッドを言う |
| 戻り型(return type) |
メソッドが返す型の事 |
| 戻り値(return value) |
メソッドが返す値の事 |
| モニタ(monitor) |
スレッドの同期化を行う為に、オブジェクト毎に用意されている高水準メカニズムの事 |
| ヤ |
優先順位(priority) |
スレッドを実行する際、各スレッドに与えられる優先順位の事 |
| 要素(element) |
何らかの集合(配列等を含む)を構成する素となる物の事 |
| 呼び出し(call) |
メソッドを起動する事 |
| 呼び出し側(caller) |
メソッドを起動した側の事 |
| 読み込み(read) |
メイン・メモリが変数に対して行う動作の1つ |
| より限定的なメソッド(more specific method) |
在るメソッドよりもより適切に適用可能且つアクセス可能なメソッドの事 |
| ラ |
ラッパ・オブジェクト(wrapper object) |
在るオブジェクトを別なオブジェクトで包み込む事
プリミティブ型の値を参照型として使用したい場合に良く使用 |
| ラッパ・クラス(wrapper class) |
ラッパ・オブジェクトを生成する為のクラスの事 |
| ラベル付き文(labeled statement) |
プレフィックスとしてラベルの付けられた文の事 |
| リスト・並び(list) |
コンマで区切られた、値や変数の羅列の事 |
| リテラル(literal) |
ソースコード中で定数値を表す物 |
| 理由(reason) |
「わけ」の事(例外の〜・途中終了の〜) |
| リンク(link) |
仮想マシンがクラスを使用する際に行う作業の1つ(ロード・リンク(検証・準備・解決)・初期化が在る) |
| 例外(exception) |
プログラムの実行時に、何らかの例外的な事象が発生する事 |
| 例外ハンドラ(exception-handler) |
例外を取り扱うルーチンの事 |
| ローカル・クラス(local class) |
ネストしたクラスの1種で、内部クラスの1種
クラスのメンバでない名前付きクラスの事 |
| ローカル変数(local variable) |
メソッド・ブロック等に局所的に宣言された変数の事 |
| ロード(load) |
仮想マシンがクラスを使用する際に行う作業の1つ
スレッドが作業メモリ上の変数に対して行う動作の1つ(ロード・リンク(検証・準備・解決)・初期化が在る) |
| ロック(lock) |
@複数のスレッドが同じオブジェクトを同時にアクセスする事による不整合の発生を回避する為に行う、オブジェクトのアクセスに対する排他制御の事
Aスレッドが作業メモリ上の変数に対して行う、又メイン・メモリが変数に対して行う動作の1つ |
| 論理演算子(logical operator) |
真偽値に対する^・&・|演算子の事 |
| 論理否定演算子(logical complement operator) |
!演算子の事 |
| ワ |
ワイドニング変換(widening conversion) |
プリミティブ型をより精度の大きな型へと変換したり、参照型をスーパークラスの型やインタフェースの型に変換する事(←→ナローイング変換) |